主虹のすぐ内側にうっすらと現れることがある、細い色つきの縞は何と呼ばれる?
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解説
主虹のすぐ内側にうっすら見える細い色の縞は過剰虹です。雨粒の中を通って同じ方向に出てくる複数の光線どうしが干渉し合うことで生まれる現象で、光を粒子ではなく波としてとらえなければ説明できません。実際、光を粒の流れとみなしたニュートンの考え方ではこの縞を説明できず、ヤングが波の性質を指摘し、後にエアリーが波の重なりとして正確な理論を与えました。誤答について、白虹は霧のごく細かい水滴の回折によって色がにじみ、白っぽくぼやけた弧になる現象で、過剰虹のようなくっきりした色分かれにはなりません。幻日は太陽と同じ高さの左右に現れる明るい光点で、雨粒ではなく巻雲の中の六角柱状の氷の結晶が光を屈折させて生じるため、現れる位置も仕組みも別物です。光冠は太陽や月のすぐそばにかかる薄い雲の水滴による回折でできる色づいた輪で、太陽の反対側に立って見る過剰虹とは現れる方角がそもそも逆です。同じ雨粒が起こす現象でも、主虹の外側に一回だけ光が出てくる場合と、内側でわずかに違う経路を通った光どうしが干渉する場合とでは、必要になる物理の説明がまったく違うわけです。
出典: NIST Digital Library of Mathematical Functions - Sidebar 9.SB1: Supernumerary Rainbows
情報確認日: 2026年7月26日