科学
難しい
常温で液体の金属として知られる水銀は、同じ体積の水と比べておよそ何倍の重さになるでしょう?
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解説
水銀は常温で液体でありながら、同じ体積の水のおよそ13倍という重さを持ちます。鉄の塊を浮かべられるほど密度が高く、気圧計に使われてきたのもこの重さのおかげです。標準の大気圧を支える水銀柱の高さは760ミリメートルほどですが、同じ役目を水にさせると10メートルを超える柱が必要になり、屋内には収まりません。3倍ではアルミニウム程度、8倍では鉄に近い値にとどまり、どちらも水銀には届きません。25倍にあたる密度はオスミウムやイリジウムなど白金の仲間の一部に限られ、常温で液体の金属ではあり得ない値です。密度の高さは原子1個が重いことと原子が隙間なく詰まっていることの両方から生まれます。水銀が室温で固まらないのは電子のふるまいに理由があり、隣どうしの原子が結びつく力が金属としては例外的に弱いためです。
出典: Royal Society of Chemistry
情報確認日: 2026年8月7日