科学
難しい
国際単位系で1秒の長さを決める基準になっているのは、どの原子のどんな性質でしょうか?
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解説
1秒は、セシウム133原子の基底状態にある2つの超微細準位の間を移り変わるときの周波数を9192631770ヘルツちょうどと決めることで定義されています。つまり、その振動を9192631770回数えた時間が1秒です。ストロンチウム87は光格子時計に使われ、セシウムを上回る精度が出せますが、定義そのものには採用されていません。ルビジウム87は小型で安価な原子時計に広く使われる一方、これも定義の基準ではなく、しかも崩壊速度ではなく遷移周波数を利用しています。水素も水素メーザーとして時間標準の一翼を担いますが、基準はあくまでセシウムです。時間の単位は1967年から原子の性質で定義されており、キログラムが人工物の原器を手放した2019年より半世紀も早く、物質の塊に頼らない定義へ移っていました。原子時計が動き続けるかぎり、世界のどこでも同じ1秒を作り直せる仕組みです。
出典: BIPM (Bureau International des Poids et Mesures)
情報確認日: 2026年8月7日