鉄が一般的にさびる条件として、特に重要な組み合わせはどれでしょうか?
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解説
鉄が一般にさびるためには水と酸素がそろっていることが重要です。淡水や海水の中で鉄がさびるのは、鉄の表面から鉄イオンが溶け出し、そこで生じた電子を水に溶け込んだ酸素が受け取る反応が起こるためで、この反応によって鉄イオンが水酸化物や酸化物に変わり赤さびとなります。窒素は空気の大半を占める気体ですが反応性が低く鉄を酸化させる働きを持たず、砂糖も鉄の腐食反応とは無関係な物質なので、窒素と砂糖の組み合わせはさびの条件になりません。光は鉄の酸化反応を引き起こす要因ではなく、塩は水中に溶けたときに腐食を速める働きを持つことはあっても、水と酸素がなければ塩だけで鉄をさびさせることはできないため、光と塩も的外れです。二酸化炭素は鉄の酸化に直接関わる気体ではなく、石灰のようなアルカリ性の物質はむしろ鉄の周りをアルカリ性に保つことで腐食を抑える方向に働くため、二酸化炭素と石灰の組み合わせも誤りです。鉄がとりわけさびやすいのは、表面にできる酸化物の膜がすき間の多いもろい構造で、水や酸素を内部まで通してしまい酸化がどんどん進むためで、緻密な酸化被膜で内部を守るアルミニウムなどとは対照的な性質です。
出典: 金属は何故さびるの?|東北大学工学部 材料科学総合学科
情報確認日: 2026年7月26日