科学
かんたん
銅の屋根や像の表面に長い年月でできる青緑色の被膜は、日本語で一般に何と呼ばれるでしょう?
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解説
銅の表面に長期間大気にさらされてできる緑色の酸化皮膜が緑青で、化学的には塩基性炭酸銅を主成分とするサビの一種であり、緻密な結晶状の物質として銅の表面に硬く付着し内部の腐食を防ぐ役割も果たしています。赤さびは鉄が酸化してできる赤褐色のサビでボロボロと崩れ落ちる性質を持ち、緻密に付着して内部を守る緑青とは対照的な鉄特有の現象です。白華はコンクリートやモルタルの内部の塩分が水分とともに表面へ移動し結晶化して白く浮き出る現象で、銅の酸化とは無関係の建材特有の変化です。黒皮は鋼材を熱間で圧延や鍛造する際に鋼の表面にできる酸化鉄の膜で、これも鉄鋼にみられる現象であり銅にできる緑青とは別物です。寺社の屋根や銅像が長い年月を経て青緑色に変わるのはこの緑青によるもので、日本銅センターが東京大学医学部に委託して1974年から6年間行った動物実験でも無害に等しい物質であることが確認され、1984年には厚生省(現厚生労働省)が毒物及び劇物取締法上「普通物」と判定しています。
出典: 銅について知る:銅の安全性|一般社団法人日本銅センター
情報確認日: 2026年7月27日