科学
かんたん
魔法瓶が保温・保冷に役立つ大きな理由の一つとして、容器の二重壁の間をどうしていることが多いでしょうか?
💡 選択肢を選ぶと正解と解説が表示されます。ランダム10問プレイに進むとスコア・ランキングに記録されます。
解説
魔法瓶は内瓶と外瓶の二重構造で、その間の空気を排除してほぼ真空の状態にすることで、熱の伝わり方のうち熱伝導と対流を大きく抑えています。空気が残っていると気体分子同士の衝突で熱が伝わり、温められた空気が浮き上がって対流を起こしますが、空間を真空にすればこの二つの経路をふさぐことができます。誤答にある砂は固体のため熱伝導率がむしろ高く、二重壁の間を埋めてしまえば保温性は下がってしまいます。塩水を循環させる仕組みは魔法瓶にはなく、外部から冷媒を送るのは別の保冷装置の方式です。氷は容器の中身を冷やす手段であって、二重壁の間の断熱構造とは別の話です。なお魔法瓶では残る熱の伝わり方である輻射も防ぐため、真空層の内壁に銀や銅のメッキを施して鏡面にし、熱エネルギーを反射させる工夫も加えられています。
出典: 魔法瓶技術の系統化調査(吉田正弘) - 国立科学博物館 産業技術史資料情報センター
情報確認日: 2026年7月31日
#真空
#魔法瓶
#熱伝導
#保温