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ふつう
一般的な葛切りの主原料として最も適切なのはどれ?
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解説
葛の根からとれるでんぷんを精製した「葛粉」は、葛餅や羊羹と並んで葛切りに欠かせない材料であり、葛でんぷん100パーセントのものは奈良県吉野地域で「吉野本葛」と呼ばれる高品質な粉として知られています。小麦粉はうどんや素麺のようにグルテンで生地をつなぐ製法に使う粉であり、水で溶いたでんぷんを加熱して固める葛切りの作り方とは原理が異なります。魚のすり身はかまぼこやちくわの原料であり、でんぷんではなくたんぱく質を主体とする点で葛切りとは別物です。寒天は海藻から作られる多糖類で、水羊羹などの材料にはなりますが、葛の根のでんぷんとは由来がまったく異なり、寒天だけでは葛切りのような弾力ともちもちとした食感は生まれません。葛の根を何度も水にさらして精製する「吉野ざらし」という伝統製法を経て作られる点も、葛切り特有の背景です。
出典: 吉野本葛、葛餅(よしのほんくず、くずもち)|にっぽん伝統食図鑑:農林水産省
情報確認日: 2026年7月31日