次のうち、静電気が起こる直接の原因として、最も近い説明はどれ?
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解説
静電気は、物体の中で電子が移動して正と負の電荷の量に差が生じ、その偏りがたまった状態です。米航空宇宙局の教育資料には、シャツやブラウスどうしの摩擦、靴と絨毯の摩擦によって体に電荷がたまり、空調で乾燥した事務所のように絶縁性のタイル床でゴム底の靴を履いていると特に帯電しやすくなることが記されています。水分の完全な消滅が誤りなのは、手のひらのごくわずかな水分の層があるだけでたまった電荷はすぐに逃げてしまうためで、静電気が起こりやすいのは水分が完全に消える状態ではなく水分が乏しく電荷が地面へ逃げにくい乾いた状態だからです。空気の重さの増加が誤りなのは、摩擦で生じているのは電子の移動による電荷の偏りであって空気の質量とは無関係だからです。磁石の極の反転が誤りなのも、静電気が電子という電荷を運ぶ粒子の移動で起こる現象であるのに対し、磁石の極の反転は磁力の向きが変わる別の現象だからです。精密な電子回路に触れる前に接地された金属に触れて体の電荷を逃がすよう勧められるのも、たまった電荷が一気に放電すると回路を壊しかねないためです。
出典: From Stargazers to Starships: Static Electricity(NASA Goddard Space Flight Center)
情報確認日: 2026年7月25日