科学
かんたん
音の速さについて、空気中と水中を比べると一般にどちらが速いでしょう?
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解説
空気中の音速は毎秒340メートルであるのに対し、海水中では毎秒1500メートルに達し、水中の音速は空気中のおよそ4倍にもなります。これは空気と水という媒質そのものの物理的性質の違いによるもので、水は空気よりはるかに音を速く伝えます。したがって「空気中の方が速い」は実際とは逆であり、「ほぼ同じ」も誤りです。4倍という差は「ほぼ同じ」と呼べる範囲をはるかに超えています。また音速は気温によっても変化しますが、この空気と水の差は媒質の物理的性質そのものに由来するものであり、日常的な気温変化程度で立場が逆転するようなものではないため、「気温で必ず逆転する」も成り立ちません。水中を音が速く遠くまで伝わる性質は、船舶による海底調査で使うソナーや、低周波音が数百キロメートル先まで届くクジラの音響通信などにも関わる重要な物理現象です。
出典: Basics of Underwater Sound(NOAA / National Ocean Service)
情報確認日: 2026年7月31日