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花粉症の症状を引き起こす原因物質として、花粉中で主に問題になるのは何でしょう?
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解説
花粉症を引き起こす原因物質は、花粉を構成するたんぱく質の一種であるアレルゲンです。スギ花粉の主要なアレルゲンは、アミノ酸配列の同定によって、数百個のアミノ酸から成る分子量数万ほどのたんぱく質であることが明らかになっています。花粉の中にはでんぷん粒も存在し、代表的なアレルゲンの一つはこのでんぷん粒を含む色素体の中に位置していますが、免疫が異物として認識して抗体をつくる相手はでんぷんではなくたんぱく質のほうです。でんぷんや食物繊維は多糖類、脂肪酸は脂質であり、いずれもたんぱく質のようなアミノ酸配列を持たないため、アレルゲンとして特定される対象にはなりません。スギ花粉症の有病率は全国平均でおよそ四人に一人、都市部ではおよそ四割にのぼるとされ、日本でもっとも患者数の多い花粉症となっています。
出典: 呼吸器臨床(Jpn Open J Respir Med) スギ花粉症:スギ花粉の主なアレルゲン(Cry j 1とCry j 2)と都市部空中の挙動(王青躍、埼玉大学大学院理工学研究科、2017年)
情報確認日: 2026年7月26日
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