科学
かんたん
細胞の中で、ATP産生と特に深く関わる小器官はどれでしょう?
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解説
ミトコンドリアは真核細胞内の細胞小器官で、酸素を使う呼吸の場としてATPを作り出します。電子伝達系で膜を挟んで水素イオンの濃度差を作り、その力でATP合成酵素が回転してATPを効率よく合成する仕組みが確認されています。ゴルジ体はタンパク質を糖鎖などで修飾し分泌小胞として送り出す働きを持ち、リソソームは加水分解酵素で不要な物質を分解する働きを持ち、中心体は細胞分裂のときに紡錘糸を伸ばして染色体を分配する働きを持つ小器官で、いずれもATP合成そのものを担う場ではありません。ミトコンドリアだけが独自のDNAを持ち自ら分裂して増えるという他の細胞小器官にはない性質を持つ点も、エネルギー産生の中枢として細胞に組み込まれてきた成り立ちを物語っています。
出典: JT生命誌研究館「まわる分子との対話-ATP合成酵素のしくみを探る」
情報確認日: 2026年7月27日
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