料理名「天ぷら」の語源説のうち、キリスト教で肉を断つ斎日を指す語に由来するとされるのはどれでしょう?
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解説
天ぷらの語源は江戸時代から複数の説が唱えられており、決定打となる同時代の文献は見つかっていません。有力な説の一つが、宣教師が来日した16世紀にカトリック教会で肉食を断つ斎日を指した語テンポラで、その期間に魚や野菜の揚げ物を食べた習慣と結びつけて語られます。この語をラテン語とみるか、宣教師が用いたポルトガル語やスペイン語とみるかは資料によって説明が分かれます。誤答のテンポは英語やポルトガル語で拍子や速度を表す語で、料理とは無関係です。テンペロは調理や味付けを意味する語で、宣教師の料理法そのものを指す説として語られますが、斎日を意味するテンポラとは語義が異なります。テンプロは寺や教会を意味する語で、宣教師の教会に由来する料理という説に結びつけられますが、これも斎日を指すテンポラとは別の語です。国立国会図書館のレファレンス事例では、これらのほかに天麩羅という漢字を江戸の戯作者山東京伝が考案したとする説や、日本国語大辞典が挙げる油を音読みしたとする説なども並んでおり、天ぷらは語源説が最も多い食べ物の一つに数えられています。
出典: てんぷらの語源は? 江戸時代の何という本にそれが書かれているか。 | レファレンス協同データベース(国立国会図書館)
情報確認日: 2026年7月26日