科学
難しい
遺跡や化石の年代測定に使われる放射性の炭素は、半減期がおよそ何年でしょうか?
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解説
炭素14の半減期はおよそ5730年で、この長さのおかげで数万年前までの試料の年代を測ることができます。炭素14は宇宙線が大気中の窒素に当たって絶えず作られており、生きている間は呼吸や食事を通じて大気と同じ割合を保ちますが、死ぬと取り込みが止まり、残っている量が半減期にしたがって減っていきます。1200年ではあまりに短く、縄文時代の遺物にはほとんど残らない計算になってしまいます。24000年はプルトニウム239の半減期に近い値で、430000年ともなると地質学的な年代を測る核種の領域に入ってしまい、どちらも炭素14の減り方とは合いません。半減期が短すぎても長すぎても年代測定には使いにくく、人類の遺跡が扱う時間の幅にちょうど重なっていた点が、この方法が広く普及した理由です。大気中の炭素14の割合は昔から一定ではなかったため、年輪などを用いた較正が欠かせません。
情報確認日: 2026年8月7日