科学
ふつう
酸素を含む血液が鮮やかな赤色を示す主な理由として正しいものはどれでしょう?
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解説
動脈血が鮮やかな赤色に見えるのは、酸素と結びついたヘモグロビン(オキシヘモグロビン)が近赤外線をより多く吸収し、赤色光の吸収が少なくなるためです。酸素を離すと構造が変化してデオキシヘモグロビンになり、今度は赤色光の吸収が増えるため、静脈血はやや暗い赤色に見えます。この吸収特性の違いは、パルスオキシメーター(経皮的動脈血酸素飽和度測定器)が指先の血液の色から酸素飽和度を読み取る仕組みの土台にもなっています。銅イオンが多いからという説明は当てはまりません。銅を含む血液色素はヘモシアニンと呼ばれ、エビやカニなどの節足動物の血液を青みがからせますが、人間を含む哺乳類の血液で酸素を運ぶのは鉄を含むヘモグロビンであり、銅は使われていません。血液が発熱しているからという説明も的外れです。血液の赤さを生んでいるのは熱ではなく、ヘモグロビンの酸素結合状態によって変わる光の吸収パターンです。白血球が光るからという説明も誤りで、血液の色を作っているのは赤血球中のヘモグロビンであり、白血球が発光する性質は持っていません。
情報確認日: 2026年7月26日