文化・芸術
難しい
万葉集で山上憶良が詠んだ秋の七草の歌に出てくる「朝貌(あさがお)の花」。今の何の花を指すといわれている?
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解説
山上憶良は「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」と7つの花を詠み、これが秋の七草の始まりといわれます。このうち「朝貌の花」は、当時の時代背景や植物の特徴から、今のキキョウを指すと考えられています。万葉集には「朝顔は朝露負ひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけれ」という歌もあり、朝よりも夕方の光の中でいっそう美しく咲くと詠まれていて、名前どおりのアサガオとは咲き方の印象が違います。ナデシコは「撫子の花」として、ススキは花穂が獣の尾に似ていることから「尾花」として、同じ歌の別の場所に詠まれているので、朝貌とは別の花です。キキョウは昔、神仏に捧げて吉凶を占う花とされ、明智光秀の家紋に使われたことでも知られます。
出典: 横浜薬科大学 薬用植物園「薬草園だより No.89」
情報確認日: 2026年10月17日