歴史
ふつう
古代ペルシアのキュロス・シリンダーは、どのような形をした資料でしょうか?
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解説
大英博物館が所蔵するキュロス・シリンダーは、紀元前539年ごろのバビロン征服後に作られた粘土製の円筒で、表面にバビロニア楔形文字がびっしりと刻まれています。大きさはサッカーボールほどで、直径約8から10センチメートル、高さ約22センチメートルの樽型をしており、正解の「楔形文字の粘土製円筒」はこの実物の姿そのものです。誤答のうち金箔を貼った木板や羊皮紙の巻物は文字を記す媒体として木や皮を使う想定ですが、実際の素材は焼いた粘土であり紙や皮革は使われていません。大理石の石柱も硬い石材の柱状彫刻を連想させますが、シリンダーは石ではなく粘土でできており、しかも円柱というより樽のようにふくらんだ形をしている点で異なります。粘土板に文字を刻むこの方式は古代メソポタミアで広く使われた記録方法で、紙が普及する以前の地域だからこそ残った資料だという点がこの遺物ならではの背景です。
出典: Smithsonian's National Museum of Asian Art (Press Release)
情報確認日: 2026年7月26日