動物
難しい
ナマコがガス交換に使う特徴的な器官として知られるものは何でしょうか?
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解説
呼吸樹はナマコ(棘皮動物)に特有の器官で、体腔内で木の枝のように分岐した袋状の構造をもち、その基部は総排出腔につながっています。肛門を開いて総排出腔に海水を取り込んだのち肛門を閉じてその海水を呼吸樹へ送り込み、続いて肛門と総排出腔の境を開いて体腔内の圧力上昇を利用し呼吸樹の中の海水を体外へ排出するという圧力変化を伴う換水でガス交換を行います。えらぶたは魚のえらを覆う骨のふたであって樹枝状の内臓器官ではなく、肺胞嚢は哺乳類の肺の末端にある気体交換用の袋状構造でナマコの体内には存在せず、側線管は魚類が水流や振動を感じ取る感覚器官の管でガス交換の働きはありません。肛門から海水を出し入れして呼吸するという他の動物にはあまり見られない独特の方法が、ナマコの呼吸樹の際立った特徴です。
出典: マナマコの呼吸樹での換水(水産増殖 57巻3号, 日本水産増殖学会)
情報確認日: 2026年7月31日