動物
かんたん
タコが後ろ向きに素早く泳ぐとき、水を勢いよく噴き出しているのは体のどの部分?
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解説
タコが後ろ向きに素早く泳ぐとき、水を噴き出しているのは体の下側にある漏斗(じょうご)と呼ばれる管です。外套膜の中に取り込んだ水を強い筋肉で押し出し、その反動で体を後方へ飛ばす仕組みで、この噴射は泳ぐ方向を変える舵の役割も兼ねています。腕の先端の吸盤は獲物や岩をつかんで体を固定するための器官で、水を噴き出す働きはありません。目のまわりに水を噴き出す穴はなく、腕のつけ根にある口は硬いくちばしと歯のようなラドゥラで獲物を食べるための部分であり、噴射には使われません。ふだん海底を歩くように移動するタコが、危険を感じたときだけ漏斗からの噴射に切り替えて素早く逃げられるのは、腕で体を支えながらも瞬時に強い推進力を生み出せる、この管ならではの仕組みによるものです。
出典: Cephalopods: Octopus, Squid, Cuttlefish, and Nautilus (Smithsonian Ocean)
情報確認日: 2026年7月27日