文化・芸術
難しい
白川郷の合掌造りの家で、屋根裏の広い空間は主に何に使われていたでしょうか?
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解説
合掌造りの家は屋根裏が何層にもなっており、そこで蚕を育てて生糸のもとを得ていました。周囲では桑が栽培されており、養蚕は雪深く農地の限られたこの地域を支える大切な収入源でした。急な勾配の茅葺き屋根は雪を落とすための形ですが、同時に屋根裏に人が立って作業できる高さを生み出しています。味噌や酒の醸造は温度が安定した場所で行うもので、寒暖差の大きい屋根裏には向きません。家畜は母屋の一階や別棟で飼うのが一般的でした。雪をためて水を得るという使い方もしていません。屋根の形と生業が直結している点がこの集落の特徴で、外から見える急勾配の姿の裏には、内部を最大限に使うための工夫が隠れています。茅葺きの葺き替えは数十年に一度必要で、一軒あたりの作業量が大きいため、集落の住民が総出で助け合う仕組みが受け継がれてきました。
出典: UNESCO World Heritage Centre
情報確認日: 2026年9月4日