歴史
かんたん
古代遺物でよく聞く「サルコファガス」は、一般に何を指す言葉?
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解説
サルコファガスはギリシャ語で「肉を食うもの」を意味し、遺体を葬るための棺を指す言葉です。古代ローマでは紀元後2世紀ごろまで火葬が主流でしたが、それ以降は土葬が広まり、低い長方形の箱に平らな蓋を乗せた形を中心に、大理石をはじめとする石材のほか鉛や木で作られた棺が盛んに用いられるようになりました。横たわる人物像を乗せたクリネ型の蓋や、ぶどう圧搾槽に似た形のレノス型など、装飾を凝らした種類も作られています。誤答の青銅製の剣は遺体を納める容器ではなく武器であり、神殿内部の柱は建物を支える建築部材、粘土の印章は文書や荷物を封じるための道具で、いずれも遺体を安置する棺とは形も役割もまったく異なります。サルコファガスは古代ローマだけの発明ではなく、それ以前のエトルリア人やギリシャ人も何世紀にもわたって用いていた棺の形式です。
出典: Roman Sarcophagi(Heather T. Awan、The Metropolitan Museum of Art, Heilbrunn Timeline of Art History)
情報確認日: 2026年7月31日
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