生活
かんたん
紙の基本的な材料として、植物由来の繊維はどれ?
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解説
紙の原料はパルプと呼ばれる木材などの植物繊維で、この繊維を水中でほぐしてから網の上に均一に広げて乾かすことで、細い繊維同士が絡み合ったシートになります。パルプの主成分は植物の細胞壁をつくるセルロースで、木材ではセルロース繊維をリグニンという物質が結び付けており、これを薬品で取り除いて繊維だけを取り出したものが化学パルプです。鉄の粉末素材は磁石や研磨剤などに使われる無機の粒子で繊維の形を持たないため水中でほぐしても絡み合わず、ガラスの粒も光学製品などに使われる無機物で同様に繊維化できません。食塩の結晶も水に溶けてしまう鉱物の結晶であり、いずれも紙に欠かせない植物繊維のネットワーク構造をつくれない点で紙の原料にはなりません。日本で使われる紙の原料は古紙が約6割を占め木材由来のパルプは約4割にとどまるなど、植物繊維だからこそ何度もほぐして再利用できる点も紙ならではの特徴です。
情報確認日: 2026年7月26日