歴史
ふつう
『日本書紀』が完成したとされる時代区分として最も適切なのはどれでしょう?
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解説
『日本書紀』は元正天皇の養老4年、西暦720年に完成した日本最初の勅撰国史です。編纂の中心を担ったのは天武天皇の皇子である舎人親王で、紀清人や三宅藤麻呂らが実務にあたりました。720年は奈良時代(710年から794年)にすっぽり収まる年であり、これが奈良時代を正解とする根拠です。鎌倉時代は源頼朝が鎌倉に幕府を開いた1185年ごろから、室町時代は足利尊氏が幕府を開いた1336年から、江戸時代は徳川家康が幕府を開いた1603年からそれぞれ始まる時代区分で、いずれも日本書紀の完成から数百年後に成立した武家政権の時代であり、720年の時点ではまだ存在していないため誤りです。日本書紀は全30巻からなり、巻1と巻2は神話を中心とする神代紀、巻3の神武紀以降は歴代天皇の事績を年代順に漢文で記す編年体をとっており、帝紀や旧辞、朝廷の記録に加えて百済の記録である百済記なども資料として用いられている点が古事記との違いとして特色です。
情報確認日: 2026年7月27日