地理
ふつう
北海道の知床が世界自然遺産として高く評価された理由として、正しいものはどれでしょうか?
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解説
知床の価値の中心は、北半球でもっとも低い緯度まで季節的な海氷が到達することにあります。流氷は栄養を運び、それが植物プランクトンを増やして海の生産性を押し上げ、その豊かさが魚を通じてヒグマやシマフクロウのような陸の生き物にまで届きます。海と陸の生態系がひとつながりになっている点が登録の決め手になりました。一年中氷に閉ざされてはおらず、流氷は冬から春にかけて訪れる季節的なものです。日本で最も高い山は富士山で、知床にはありません。知床連山には火山があり、火山活動が見られないという説明も誤りです。海の恵みが陸の頂点にいる動物まで運ばれる構造は、世界的に見ても観察しやすい場所です。陸路は途中で途切れており、先端部へは船か徒歩でしか近づけません。人の手が入りにくかったことも、生態系がまとまって残った理由のひとつです。
出典: UNESCO World Heritage Centre
情報確認日: 2026年9月4日