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日本語で「文化的」「歴史的」のように使われる接尾辞「的」の主な働きとして最も近いものはどれでしょう?
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解説
接尾辞「的」は名詞、特に二字の漢語に付いて「現実的」「根本的」のように性質や状態を表す語を作り、文法上はナ形容詞つまり形容動詞として働きます。西周が明治初期の訳語として使った「観察的」「実行的」が早い例で、その後「積極的」「経済的」「国際的」のように漢語に付く形が定着しました。誤答の「名詞を動詞にする」は当てはまりません。「的」の後には「だ」「である」「な」といった形容動詞特有の語尾が続き、「する」を伴って動詞を作る接尾辞ではないためです。「動詞を助詞にする」も違います。「的」はそもそも動詞ではなく名詞に付く接尾辞であり、助詞を作る働きも持ちません。「数詞を副詞にする」も的外れです。「的」が付くのは数詞に限らず二字漢語を中心とした幅広い名詞であり、まず作られるのは形容動詞的な語で、副詞のような働きは「的に」という形をとったときの二次的な用法にすぎません。
出典: 望月通子「接尾辞『~的』の使用と日本語教育への示唆―日本人大学生と日本語学習者の調査に基づいて―」関西大学外国語学部紀要 第2号(2010年3月)
情報確認日: 2026年7月26日