二つ以上の漢語要素が結びついてできた「経済」「文化」のような語は、一般に何と呼ばれるでしょう?
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解説
「経済」「文化」のように二つ以上の要素が結びついて一つの意味を表す語は複合語と呼ばれます。国立国語研究所がまとめた複合語の類型研究でも、「洗車」「読書」のように二字の漢語要素同士が結びついた語は複合語の一類型として扱われており、和語どうしの組み合わせだけでなく漢語どうしの結合も同じ枠組みで説明されています。連体詞は「この」「あらゆる」のように体言を修飾する働きしか持たない品詞の名前であり、語がどのように組み立てられているかという語構成の話とは次元が異なります。助動詞は「れる」「た」のように活用して意味を添える付属語を指す用語で、単語同士の結びつき方そのものを表す言葉ではありません。係り結びは古典文法で「ぞ」「こそ」などの係助詞に応じて文末の活用形が変わる現象で、語の作り方ではなく文中の呼応のルールを指すため、いずれも複合語とは別の話です。同じ複合語でも、和語どうしの結びつきでは後ろの要素が意味の中心になるのが基本であるのに対し、「洗車」のような二字漢語では前の要素が中心になる例が見られ、漢語特有の構成が指摘されています。
出典: 複合語のタイポロジーと日本語の特質(影山太郎、国語研プロジェクトレビュー No.1、2010年)
情報確認日: 2026年7月31日