言語
難しい
漢字音の分類で、主に六朝時代の中国南方系の発音を反映するとされる読みは一般に何と呼ばれるでしょうか?
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解説
呉音は、六朝時代に中国江南地方(南方)から伝わったとされる漢字音で、仏教語や古い語彙に多く残っています。たとえば「行」の字は、修行や行者のギョウが呉音にあたります。誤答のうち慣用音は、呉音・漢音・唐音のどれにも当てはまらない読みが日本語の中で定着したもので、輸をユ、消耗をショウモウと読む例のように数は少なく体系性がありません。唐音は室町時代以降に主に宋や元の南方系の発音が伝わったもので、行脚や行燈のアンのように禅宗に関わる語に残っていますが、六朝時代ではなく時代が新しい点が呉音と異なります。和音は漢字音の分類名ではなく、音楽で複数の音の重なりを指す語であり、そもそも呉音・漢音・唐音・慣用音という四分類には含まれません。行という一字だけでギョウ(呉音)・コウ(漢音)・アン(唐音)と三通りの音読みが使い分けられている点に、この分類の違いが表れています。
出典: 漢字音(呉音・漢音・唐音)|創価大学 金子弘研究室 用語集
情報確認日: 2026年7月26日