言語
かんたん
漢字「山」を「サン」と読むような、中国音に由来する読み方を何と呼ぶでしょうか?
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解説
「山」を「サン」と読むのは、漢字が伝わったときの中国語の発音をもとにした読み方で、音読みと呼ばれます。日本語とは全く仕組みの異なる中国語のもとで発達した漢字が日本に入ってきた際、日本人はまず音訓二様の使いわけ、つまり漢字を中国語の音のまま読む使い方と、日本語の言葉に当てはめて読む使い方を始めました。後者の漢字を日本語として読む読み方が訓読みで、山なら日本語にもとからあったやまという語を当てたものです。重箱読みは重箱をジュウばこと読むように一語の中で音読みと訓読みが混ざる読み方を指し、熟字訓は今日をきょう、時雨をしぐれと読むように漢字一字ずつの読みには対応させず熟語全体に読みを当てるもので、いずれも音読みそのものとは違う仕組みです。日本では漢字が伝わった後も音読みと訓読みの両方を使い続けましたが、朝鮮半島では後の李氏朝鮮の時代に訓読みをやめて音読み中心に一本化しており、二本立てを保った日本語の漢字使用は世界的にも珍しいものです。
出典: 文化庁 国語施策情報 第12期国語審議会 第100回総会 次第 議事「五,日本に導入された漢字について」
情報確認日: 2026年7月26日