歴史
難しい
天保の改革で、江戸・大坂周辺の大名領を幕府直轄地にしようとした政策は何でしょう?
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解説
天保14年6月14日、幕府は江戸周辺に続いて大坂周辺の私領を公収し幕府直轄地にする上知令を発しました。翌15日には老中水野忠邦から関係大名・旗本に対し、大坂城周辺の最寄一円を直領として召し上げ、代替地は追って城地や陣屋の近くにまとめて与えるという方針が申し渡されています。分地制限令は百姓の田畑が分割相続で細分化するのを防ぐための法令で、大名・旗本の領地を対象とする上知令とは規制の対象そのものが異なります。株仲間解散令は物価高騰を抑えるために商人の同業組合である株仲間を解散させた政策であり、土地ではなく商業の仕組みに手を付けたものです。人返し令は江戸に流入した農民を村へ強制的に帰す人口政策で、いずれも同じ天保の改革の一環ではありますが、土地そのものを召し上げる上知令とは狙いが違います。豊かな土地を取り上げられる大名・旗本の反発は強く、これがきっかけとなって上知令は撤回に追い込まれ、主導した水野忠邦も失脚することになりました。
出典: 宝塚市史 第二巻 第五章「くずれゆく封建制」天保の上知令
情報確認日: 2026年7月27日