歴史
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鎌倉大仏として知られる高徳院の阿弥陀如来坐像の主な材質はどれでしょうか?
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解説
高徳院の本尊は国宝銅造阿弥陀如来坐像で、外型と中型の隙間に銅を流し込んで鋳上げる鋳造技法で造られており、像高は約11.3メートル、重量は約121トンです。木造は仏像を木材から彫り出す技法ですが、鎌倉大仏でも工程の最初には木像や塑像で原型を用意します。ただしこれは鋳型を作るための原型にすぎず、完成した本尊そのものは銅製である点が異なります。乾漆造は漆と麻布を重ねて形を作る奈良時代に多い技法で、鎌倉大仏の造立記録には登場しません。内部の格子模様からは、約40回に分けて銅を鋳上げていった様子が確認できます。石造は石材を彫刻する技法ですが、大仏の外型・中型に使われたのは鋳造用の土であり、石を刻んで仕上げたものではありません。肩や胴、背部など部位に応じて三種類の「鋳繰り」という接合技法を使い分けている点も、この大仏に特有の特徴です。
出典: 高徳院 鎌倉大仏と高徳院
情報確認日: 2026年7月31日