歴史
かんたん
江戸時代に庶民の子どもが読み書きそろばんなどを学んだ教育施設を何というでしょうか?
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解説
寺子屋は江戸時代中期以降に発達した、庶民の子どもが読み書きやそろばんなど日常生活に必要な実用的な教育を受けた私設の教育施設で、教える師匠は手習師匠、学ぶ子どもは寺子と呼ばれました。誤答の藩校は漢学中心の家塾や私塾を起源とし、後に藩が直轄学校として整備した武士の子弟のための教育機関で、東洋の古典に基づく高尚な学問を授けた点が、読み書きそろばんなど実用的な手習いを中心とした寺子屋とは異なります。郷校(郷学)には藩校の延長にあたるものと、藩主や代官が領内の庶民教育のために設立したものの二種類があり、後者は寺子屋と同じく庶民の子どもを教えましたが、幕府や藩の保護と監督を受けていた点で、民間の師匠が営む私設教育だった寺子屋とは区別されます。大学寮は奈良時代から平安時代にかけて律令制のもとで官吏を養成するために設けられた中央の教育機関で、時代も対象もまったく異なります。寺子屋では往来物と呼ばれる、手紙文などをまとめた実用的な教科書が使われ、幕末には江戸や大坂の町から地方の農山漁村にまで広く普及し、明治5年の学制発布後に短期間で全国に小学校が設けられた背景ともなりました。
情報確認日: 2026年7月26日