文化・芸術
ふつう
書道で使う墨の主原料として代表的なのはどれでしょう?
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解説
書道で使う固形墨は、膠(にかわ)と煤(すす)を練り合わせて作られます。膠と煤を混ぜて練り、型に入れて成形し、乾燥させたのち磨いて彩色するという工程を経て墨に仕上がります。奈良の墨には松脂を燃やして作る松烟墨と、菜種や胡麻、桐の油を燃やして作る油煙墨があり、いずれも煤を集めて膠で固めたものです。石灰と粘土は漆喰や瓦、陶磁器づくりに使われる材料で、墨の黒色や粘りを生み出す成分ではありません。藍は葉から藍色の染料を取り出す植物で染色に使われ、石炭は近代以降の燃料であり、いずれも松脂や植物油を燃やして煤を集める伝統的な製墨の原料とは異なります。漆は漆器の表面を覆う塗料、木粉は木材を砕いた粉で合成木材などに使われる素材であり、墨の主原料とはまったく別物です。奈良は全国の墨生産のおよそ9割を占める産地で、奈良墨は平成30年11月に経済産業大臣指定の伝統的工芸品となりました。
出典: 奈良墨(奈良県公式ホームページ)
情報確認日: 2026年7月26日