文化・芸術
ふつう
茶道で濃茶や薄茶をいただく際、茶碗の正面を避けるように少し回す所作の主な意味として近いものはどれでしょうか?
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解説
裏千家の薄茶をいただく作法では、茶碗を両手でおしいただいたあと、正面から直接口をつけることを避けるため、右手で手前に2度まわしてから静かに味わいます。飲み終えると指先を清め、今度は逆に手前から向こうへ2度まわして正面を亭主側に戻すきまりになっており、これは温度を調整するためでも、音を鳴らすためでも、中身を増やすためでもありません。回す動作はわずか2度で茶が冷めるほどの効果はなく、所作としてはむしろ音を立てずに静かに行うことが求められるため「音を鳴らすため」は当てはまらず、茶碗を回しても茶の量が変わるわけではないので「中身を増やすため」も成り立ちません。茶碗には絵柄などの見どころとなる正面があり、そこに直接口をつけたり自分の方に向けたまま飲んだりしないよう、道具と亭主への敬意を込めて向きを変えるところに、この所作ならではの意味があります。
情報確認日: 2026年7月26日