伝統的な下駄で、もっとも一般的な形として知られる歯の数はいくつでしょうか?
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解説
伝統的な下駄で最も一般的な形は、台の前後に二つの歯を立てた二枚歯です。二枚歯の下駄は古墳時代にはすでに使用が見られ、江戸時代に庶民の履物として広く普及しました。愛媛県での聞き取り調査でも、特別な呼び名のない普通の女下駄や男下駄、雨の日に履く高下駄などが日常の下駄として挙げられており、いずれも台の前後に歯を立てる二枚歯の構造を基本としています。四択のうち1枚歯にあたる一本歯下駄は、もともと山伏が修行のために履いた特殊な履物で、日常の履物として定着した二枚歯とは目的が違います。3枚歯の下駄は発掘調査で見つかった例が報告されていますが、子ども用など限られた出土品にとどまり、標準の形として広まったものではありません。4枚歯にあたる型は、今回参照した資料には見当たらず、二枚歯のように定番として伝わっているものではありません。歯がすり減ると「はま入れ屋」と呼ばれる職人が回ってきて差し歯を交換していたという証言が残るように、二枚歯下駄は修理を前提にした構造で長く庶民の生活に根付いていました。
出典: データベース『えひめの記憶』|えひめ、その装いとくらし(平成16年度)「(2)下駄」
情報確認日: 2026年7月26日