私たちが通常「太陽の表面」として見ている層はどれでしょう?
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解説
私たちが太陽を見たときに見えている明るい円盤の部分は光球で、これが太陽の可視表面にあたる層です。光球は厚さおよそ100キロメートルの薄い層で、これより内側は光が何度も跳ね返りながらしか進めないため直接は見えません。核は太陽の中心にあり水素がヘリウムに変わる核融合反応が起きている場所で、そこで生まれたエネルギーは放射層と対流層を通って外へ運ばれてから初めて光球に達するため、核そのものを直接目にすることはできません。対流層は光球のすぐ内側で熱を対流によって運ぶ層で、光球という表面のさらに下にある内部構造なので、これも表面として見えているわけではありません。コロナは太陽の外側に広がる希薄な大気で、ふだんは光球の明るさに隠れて見えず、皆既日食のときだけ真珠色の光冠として観測されます。光球の温度はおよそ摂氏5500度ですが、その外側に広がるコロナは100万度を超える高温になっており、すぐ外側にこれほど希薄で高温な層が広がっている点も太陽の光球ならではの特徴です。
出典: The Photosphere(NASA Marshall Space Flight Center, Solar Physics)
情報確認日: 2026年7月31日