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古典文法の助動詞「べし」の主要な意味として含まれないものはどれ?
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解説
「べし」は古語において推量の助動詞と呼ばれることが多く、その意味は話し手の主観性が強く現れる推量・意志・命令と、より客観的な内容を表す当然・適当・可能・義務という2つの系統に分けて説明されます。誤答の推量・当然・可能はいずれもこの分類のなかに明記されている「べし」自身の意味であるのに対し、受身はこの意味の一覧にまったく登場しません。「べし」が多義的な助動詞として研究の対象になるのは、上代から現代にかけて意味の範囲が変化し、可能や適当のように事態が対象に内在する状態を表す意味と、話し手が事態を自ら作り出す作用的な意味との二面性を併せ持つためであり、この二面性こそが「べし」を単なる推量表現にとどまらない助動詞にしている固有の特徴です。
出典: 「べし」の意味変化と主観化(奥田智樹、名古屋大学大学院国際言語文化研究科)
情報確認日: 2026年7月31日