宇宙
難しい
日本語の「小惑星」にあたる asteroid という語は、もともとどのような見た目に由来するでしょう?
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解説
小惑星を意味する英語の語は、望遠鏡で見ても惑星のように円盤状に見えず、恒星と同じく点にしか見えなかったことから、ギリシャ語で「星のように見える」を意味する語をもとに、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルが1802年に提案した呼び名です。1801年に発見されたケレスをはじめ、当時見つかった新しい天体は望遠鏡でも点像にしか見えず、この見え方の特徴こそが命名の決め手になりました。尾を引く星のようという誤答は彗星に見られる特徴で、ハーシェルが着目したのは尾ではなく望遠鏡でも点にしか見えない小ささです。輪を持つ星のようという誤答も、命名の由来に輪は登場せず、円盤状に見えるかどうかが基準だったため当てはまりません。赤い星のようという誤答も色にまつわる話であり、命名の理由には色は関係していません。惑星なのか恒星なのか望遠鏡だけでは判別しづらい天体をどう呼ぶかが当時の天文学者の間で問題になっており、点像にしか見えないという見た目の特徴を語源に取り込んだこの呼び名が定着していきました。
出典: ESA Science & Technology - Asteroids
情報確認日: 2026年7月31日