科学
かんたん
植物の葉にある気孔の主な役割として、最も適切なものはどれ?
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解説
気孔は葉の表面にある孔で、晴れて光合成が盛んな時間帯に開き、二酸化炭素を取り込んで酸素を放出するガス交換と、水を蒸散させる働きを同時に担います。蒸散は根からの水や養分の吸収を促す一方で、強い日差しで上がった葉の温度を下げる役割も持ちますが、これは光を反射しているのではなく蒸散による気化熱で冷えているためで、しかも気孔はガス交換の95%以上を担うため冷却だけが役割ではなく「光を反射して葉を冷やすことだけ」は誤りです。養分を実際に吸収するのはあくまで根であり、気孔は蒸散を通じてその吸収を後押しする立場に過ぎないため「根の代わりに養分を吸うこと」も当てはまりません。花粉をつくるのはおしべの葯であり気孔とは別の器官なので「花粉を作ること」も誤りです。気孔を開閉させる孔辺細胞はカリウムイオンの出入りで体積を変え、乾燥が続くと植物ホルモンのアブシジン酸に応じて閉じ、水分の損失を防ぐという精巧な調節の仕組みを持っています。
出典: 気孔の働きと開閉の仕組み(みんなのひろば) - 日本植物生理学会
情報確認日: 2026年7月31日