バルト海の塩分濃度が海としては比較的低い主な理由として最も近いものはどれでしょう?
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解説
バルト海は多くの河川から大量の淡水が流れ込む一方、北海とつながる水路がデンマーク海峡などごく狭い部分に限られていて、海水が完全に入れ替わるまでに約30年もかかるほど外洋との交換が乏しく、そのために塩分濃度が海峡入口付近で15から18パーミル、バルト海本体で7から8パーミル、北部や東部では0から2パーミルまで下がります。誤答にある火山活動は言及されておらず、そもそもバルト海周辺には活動的な火山がないため真水が増える要因にはなりえません。海底の浅さについては、水深30メートルより浅い海域が全体の3分の1以上を占め水量が少ないことは事実ですが、これは蒸発を妨げる仕組みとしてではなく総水量の小ささとして説明されており、蒸発しないから塩分が低いという理屈は成り立ちません。潮汐がなく閉鎖的な海であることも特徴の一つですが、冬でも海全体が結氷するわけではなく、氷が張ることで塩が抜けるといった仕組みも低塩分の理由としては挙げられていません。
出典: About the Baltic Sea - State of the Baltic Sea 2023(HELCOM/バルト海海洋環境保護委員会)
情報確認日: 2026年7月26日