文化・芸術
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漆器の装飾技法「蒔絵」の説明として最も適切なのはどれでしょうか?
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解説
蒔絵は漆芸の加飾技法のひとつで、漆で文様の下絵を描き、乾く前に金粉や銀粉、色粉などを蒔きつけて文様を表す技法です。研いで金粉を出す研出蒔絵、蒔いたまま仕上げる平蒔絵、漆下地で立体的に盛り上げてから金粉を蒔く高蒔絵などがあり、奈良時代に技法の源流があり平安時代以降に高度に発達しました。木を焦がして模様を出す技法は蒔絵とは別の木工加飾で、漆も金属粉も使いません。布を貼り重ねる技法は乾漆のように布と漆で立体の形をつくる技法で、平面に文様を描いて粉を蒔く蒔絵とは目的が異なります。石をはめ込む技法も蒔絵ではなく、蒔絵とよく組み合わされる螺鈿は石ではなく貝を、平文は金属の板を使う技法であり、いずれも石を使いません。金粉に加えて色粉や金属板、貝殻など多彩な材料を組み合わせて文様を表現できる点が、他の漆器装飾技法にはない蒔絵ならではの特徴です。
出典: 蒔絵 - 文化遺産オンライン
情報確認日: 2026年7月26日