動物
難しい
クラゲの生活史で、ポリプから切り離されて生じる星形の幼生は一般に何と呼ばれるでしょう?
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解説
クラゲ(鉢虫綱)は受精卵からプラヌラという繊毛で泳ぐ幼生になり、岩などに付着してポリプに変態します。ポリプは横にくびれて皿を何枚も重ねたようなストロビラをつくり、そのお皿が一枚ずつ遊離して生じる幼生がエフィラで、放射状の突起を持つ星形に近い姿をしています。エフィラは成長しながら傘や触手を発達させ、メテフィラを経てクラゲの体(メデューサ)になります。プラヌラはエフィラより前の段階にあたり、ポリプへ変態する前の繊毛幼生なので別物です。ノープリウスはエビやカニ、フジツボなどの甲殻類に見られる幼生で、複眼や付属肢を持つ姿はエフィラとは系統も形もまったく異なります。トロコフォアはゴカイなどの環形動物や貝類などの軟体動物に見られる幼生で、これも刺胞動物のクラゲとは別の系統です。ミズクラゲでは、ポリプが水温の低下する12月下旬ごろにストロビラを形成し始め、そこから遊離したエフィラが冬から春にかけて出現することが鹿児島湾の観察で分かっています。
出典: ミズクラゲの生活と環境(三宅裕志, Sessile Organisms 16巻1号, 日本付着生物学会, 1999年)
情報確認日: 2026年7月31日