セミが地上の成虫期間より地下の幼虫期間の方が一般に長い主な理由として近いものはどれでしょう?
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解説
セミの幼虫は地中で樹木の根から道管液を吸って育ちますが、道管液はほとんどが水分で栄養分がわずかしかないため、大きく育つまでに2、3年から7、8年ほどかかります。地上に出て羽化したあとの成虫は交尾や産卵などの繁殖活動をして世代を終えるため寿命は比較的短く、俗に1週間といわれますが実際には1カ月ほど生きる個体もいます。セミは根から吸う道管液を頼りに育つ昆虫で、太陽光を使って栄養を作る光合成の仕組みは持っていませんし、呼吸も気門から気管を通じて空気を直接体内に届ける仕組みで行われており、海の生き物のように海水で呼吸することもありません。成虫になったあとは繁殖のために活動して短期間で世代を終えるのであり、冬眠して長く過ごすわけでもありません。メスは木の幹や枝に針状の産卵管で穴を開けて卵を産み、梅雨や秋雨の時期に孵化した幼虫が地面に潜って地中生活を始め、体内に飼う共生微生物が道管液のわずかな栄養を補うことで長い年月をかけて成長すると考えられています。
出典: 【ナゾロジー×産総研 未解明のナゾに挑む研究者たち】「セミはなぜ何年も土の中で過ごすのか?」昆虫の特殊な進化の裏に潜む秘密
情報確認日: 2026年7月31日